愛しの糸島ライフ

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チクングニア熱にかかった全記録、、、辛かった体験談

海外旅行に行くときは気をつけたいのは病気......それは他人ごとだった。

 

しかし突如ぼくの身に起きた。

気をつけていたのに.....

 

  • 人生初の入院
  • 人生初の隔離
  • 人生初の歩行困難

 

もう2度とゴメンというくらい辛かった。

後遺症は今も残っている。

 

この辛さをみんなが経験をしないように

そして、もしなった時に不安が少しでも消えるように記録に残しておこうと思う。

 

チクングニア熱って何?デング熱と何が違うの?

正直チクングニアって初めて聞いた。

当初デング熱にかかったのかと思っていた。

 

チクングニア熱もデング熱も蚊を媒介してかかる感染症。

東南アジアに旅する際は注意が必要な病気だ。

 

どちらも高熱が出るという点が共通であるがチクングニア熱の方が珍しい。

そしてチクングニア熱の方が全身の痛みが出るのが特徴だ。

 

注意をしていたのにかかったチクングニア熱

ぼくは蚊を媒介する感染症には一般の旅人より十分に注意していた。

なぜならばカンボジア在住の友人がデング熱にかかって大変な思いをしていたのを知っていたからだ。

 

虫除けスプレーをこまめにこまめにしていた。

 

ちなみに旅行ガイドには「長袖長ズボン」とか書いてあるけどあの暑さでは無理だ。

そんな人現地はいない。半袖短パンだ。

 

旅のスケジュール(カンボジア、タイ、ラオス)

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ではまず今回旅のスケジュールから。

11/28から福岡発でカンボジアのプノンペンへ出発。12/2の深夜便で東京へ帰国。

福岡に戻り12/8からタイのバンコクとラオスのルアンババーンへ。12/13の朝に福岡へ帰国。

 

東南アジア各国の蚊事情(カンボジア、タイ、ラオス)

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どこの国も蚊はいたが、特にカンボジアが多かった。

感染もカンボジアと推測されている。

 

オーガニックな虫除けスプレーはやめとけ!

ぼくはオーガニックな虫除けを持っていったのだが全く効果をなさない。

普通に蚊に刺される。結局毎回友だちから虫除けスプレーを借りた。

 

海外の時は体に悪くてもケミカルでも効果の強いスプレーをオススメする。

マジで感染症は辛いから。

 

突然やってきた体調不良

タイ、ラオスの最終日12/12、バンコクのドムアン空港で晩ごはんがてら飲んでいると、急に寒くなってきた。

 

あれ?何かおかしい......

旅続きで疲れたいたのかなぁ?最初はそんな感じだった。

 

1時間も経つと寒気に変わり、体もだるくなってきた。

 

結局早めに入国審査をして、友だちから服を借りて6枚着込んでベンチで横になった。

1時間も寝ると体がバキバキになってきた。

お腹もピーピーだ。

 

飛行機に乗る頃には完全に風邪の症状だった。

 

帰国したら普通に歩けなくなっていた

帰国したら、、、体じゅうが痛くてまともに歩けない。

飛行機を降りてもヨチヨチ歩きでしか進めない。

 

う〜ん、これはヤバイかも......

意識ももうろうとしてきた。

 

とにかく帰って横になりたい、それだけだった。

友人に車で家まで送ってもらった。

 

もうこの頃には支えてもらわないと家の玄関までの数段の階段さえも登れない。

 

自宅へ戻る「あ、これはヤバイかも」

体じゅうが痛くて服を脱ぐのも困難。

どうしてもお風呂に入りたかったのでお湯を貯め、1週間ぶりに湯船に浸かる。

 

すぐに寝る。

 

寝て起きたら、とにかく辛い。

生まれて初めて救急車を呼ぼうか迷ったがとりあえずパートナーに連絡。

 

「病院へ連れてってほしい」

「海外帰りで近所の病院だと対応できない可能性があるので先に聞いてほしい」

 

と伝えて電話してもらった。

案の定近所の病院では見れない、、、ということで大きな病院へ行くことになった。

 

九州医療センターに行ったらそのまま入院

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福岡市の百道にある九州医療センター。

ここに着く頃には体の痛みは況してもう歩けなかった。

車イスを出してもらって病院内へ移動。

手の指も痛くて曲がらない。

 

熱を測ったら40度だった。

 

そのまま入院。

原因も病名もわからなかったため隔離入院。

 

24時間点滴と投薬が始まった

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投薬をすると汗が出て熱が1度、2度下がる。

40度まで上がっていると39度まで下がるだけで楽に。

37度までくるともはや平熱気分。

 

薬が切れたら熱が上がり、薬を飲んだら熱が下がるを繰り返した。

相変わらず歩行は困難だ。

 

点滴は24時間と言われて24時間で終わると思っていたらそうではなかった。

 

隔離入院だったけど窓からの景色がオーシャンビューでキレイだったので病まなかった。夜も夜景がキレイだった。

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入院2日目 熱と痛みと口内炎

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相変わらず薬で熱が37度くらいまで下がり、薬の効果が切れては38度くらいまで上がる繰り返し。舌がしびれるなぁと思ったら口内炎ができていた。

 

全身は痛くてトイレに行くのもひと苦労。

食欲はわりとある。

1日中横になる。

 

入院3日目 

2日目と同様。少し楽になる。

体は痛い。

 

体が痛くて1人ではお風呂に入れないので看護師さんにシャワー入れてもらう。

ご子息様が元気にならないように精神統一を図る。

 

入院5日目

病名確定。

 めずらしいのか先生にも写真を取られる。

 

入院6日目

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目の病気の合併症を起こすことがあるらしく病院内の眼科を受診。

久々に歩いたのでまた足の痛みがぶり返す。

 

病名が確定して感染の疑いがないことから大部屋に移る。

居心地は最悪。消灯以外は公共スペースへ出る。

 

夜は同室の人のうめき声やらつぶやきやらがすごい。

イヤホンや耳栓をする。

 

翌日退院予定だがなんとか耐えたが1日じゃないと無理だった。

次からは絶対個室を希望しようと固く誓った。

 

入院7日目 退院

退院。1人で家に帰る。

最寄り駅までタクシー。

駅に降りる階段でひと苦労。手すりにつかまりながら1つずつ降りる。

 

電車もラッシュ時じゃなくてよかった。

最寄り駅から自宅まで歩くのにいつもの3倍くらいかかる。

 

帰って爆睡。

夜は起きて糸島の美味しい焼き鳥やさんへ。

 

帰国して病院食しか食べてなかったので幸せだ。

1週間ぶりの酒も身体に染み渡る。

 

退院2日目 杖購入

体調は疲れやすいがだいぶよくなった。

しかし足の痛みが続いており家の階段の登り降りや歩行は大変。

ホームセンターに行き杖を購入。店員さんに軽く笑われる。

 

チクングニア熱の後遺症が残る場合は数ヶ月から数年になることもあるそうで今後ウォッチしていく。

 

足の後遺症早く治ってほしいなぁ....

 

まとめ

虫除けスプレーはすごく大事!効果が高いモノを持ってくべし!

旅と旅の間はある程度空けて疲れを残さない!

チクングニアはマジ大変!