愛しの糸島ライフ

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なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。家入一真 著

福岡県の糸島よりこんにちは!

東京から福岡県糸島市に移住して5年目、本橋へいすけです。

 

2017年8月31日に発売、話題となっている本、

「なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」を読みました。

 

タイトルは長いですが(笑)とてもいい本だったので紹介したいと思います。

目次

 

「なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」は新しい経済へ突入しつつある現代を言語化した本

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この本は、変わりつつある新しい経済の本です。

帯に書いてあるように「お金がすべて」の社会のその先に、を書いた本。

 

ぼく自身もこの1年くらいの社会の動き、自分のまわりの動きを見て、なんとなく感じていたところ、この本が出たのですぐに買いました。 

 

キーワードは「なめらかなお金がめぐる社会」と「小さな経済圏」

この本で語られていたキーワードは2つ。

  1. なめらかなお金がめぐる社会
  2. 小さな経済圏 

これからの経済のキーワードになりそうだと感じます。

 

 

なめらかなお金がめぐる社会とは?

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本の中でこうある。

「お金〝で〟もっとなめらかに、お金〝を〟もっとなめらかに。」をビジョンに、お金がコミュニケーションと共に流通する、個人を中心とした、小さく、そしてやさしい経済圏を作っていきたい。"

 

「なめらか」と「やさしい経済圏」っていい言葉だし、時代は確実にそう向かっていると感じます。

 

なめらかなお金という意味では、お金を払う、対価を受け取るというより、お金を「パス」する、「まわす」というイメージが近いと思う。

 

なめらかなお金がめぐるpolca

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2017年8月に出て話題となったサービス「polca」もまさにそうですね!

 

polcaはクラウドファンディングの次の時代のサービス。

 

クラウド(群衆)からお金を集めるクラウドファンディングと違い、polcaは友人間での送金・集金が行えるフレンドファンディングというもの。

 

実際ぼくの20代の友だちはpolcaを使ってお金を送りあっていて、まさに「なめらかにお金がめぐる社会」。

 

ほんと気軽にパスする感じ。

1口300円とかで。

 

内容も

  • 誕生日にみんなで飲みたい
  • 島に渡ってレポートする費用を支援してほしい

目標3,000円とかで。

 

この他、会社の送別会、結婚式のお祝い、そんなことにも使えそう。

 

クラウドファンディングもpolcaも本質はお金ではない

例えば3000円くらいなら自分で稼げよ!って思う人もいるかもしれないけど、

1人で3000円払うよりも10人がそこに関わることに意味がある

というのがこのサービスの本質。

 

そこに「つながり」「おもしろさ」「信用」というスパイスが入ってるんですね。

 

 

小さな経済圏とは?

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つまり自分の手の届く範囲の世界の中で、なめらかにお金が動く

パスし合える経済圏。

 

手の届く範囲の小さな経済圏でお金を払うのは気持ちいいこと。

 

ぼくもできるなら生活に関わることはすべて知り合いや、つながりから買えたらいいなと思っています。

 

そこにはあるのは、手の届く範囲の小さな経済圏。

 

 

「お金」にとって代わる新しい貨幣「信用力」

 そんな小さな経済圏の中で大切になってくるのは信用力。

 

21世紀に入り、資本主義経済の主役であり続けた「お金」にとって代わる新しい貨幣が生まれている。

 

それは信用力だ。

 

周囲からの評価や、周囲への影響力などが高いことが価値につながる経済圏を、評価経済と呼ぶ。

 

SNSやスマホが本格的に普及しだした2011年くらいから言われはじめたことで、現在、そのトレンドはますます強くなる一方だ。

ここでおもしろいなぁとぼくが思っているのは、「認知度」と「信用度」は違うということ。

 

お笑い芸人のキングコング西野さんが言っていたのですが、芸能人は認知度が高いのにもかかわらず、クラウドファンディングの成功率が低い。

 

「認知」はされているけど「信用力」はない人が多い、だから「信用」が1番大切と。

 

西野さんはクラウドファンディングで日本記録を樹立するくらい信用力があります。

ぼくもお笑い以外の活動を通じて、ここ半年くらいすっかりファンになっています。

 

  

信用力は「情報発信」と「ファン」

信用力は日頃から「情報発信」をして人に与えている、ということが1つポイントだそうです。

 

そして応援するファンがいること。

 

 

「超グローバル」と「超ローカル」の2極化

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これからの日本は国というくくりではないところで活躍する「超グローバル」みたいな生き方と、

地元で気のいいやつらと暮らしていくような「超ローカル」が進んでいく、

と著者の家入さんは思っているそう。

 

大半の日本人は、後者の「超ローカル」が向いているとも。

 

つまり小さなコミュニティを作ったり、小さな経済圏を作る方が日本人は得意ということです。

 

なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。まとめ

 「成長」「拡大」を求めてきた今までの経済から、「なめらかなお金がめぐる社会」は「小さな経済圏」でやさしく、あたたかな愛がまわっていく世界。

 

もちろんお金は大切だけど、これからはお金の「温度」が伝わる時代になっていくのではないでしょうか?

 

この本、本当におすすめなので詳しくはぜひ読んでみてくださいね(^^)

 

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