福岡県の糸島よりこんにちは!
曼荼羅love、マンダラブの本橋へいすけです。
念願の糸かけ曼荼羅ワークショップに行ってきました。
とっても楽しかったし、手先が不器用で初めてのぼくでも、キレイに作れたので、糸かけ曼荼羅の魅力や、糸かけ曼荼羅がどのようにできるかを、詳しくお伝えしますね^^
目次
- 曼荼羅(マンダラ)とは?
- 曼荼羅の意味・語源
- 糸かけ曼荼羅とは?
- 糸かけ曼荼羅の魅力
- 糸かけ曼荼羅の材料
- 糸かけ曼荼羅の作り方、やり方
- 糸かけ曼荼羅ができるまでの様子
- 糸かけ曼荼羅を作るときの注意点
- 糸かけ曼荼羅のまとめ
- 糸かけ曼荼羅制作キットはネットで購入可能
曼荼羅(マンダラ)とは?
そもそも曼荼羅って何?という方もいると思います。
曼荼羅は
曼荼羅(まんだら、梵語:मण्डल maṇḍala、チベット語:མཎྜལ(めんでる, maNDal), དཀྱིར་འཁོར་(きんこる, dkyir 'khor))とは、密教の経典にもとづき、主尊を中心に諸仏諸尊の集会(しゅうえ)する楼閣を模式的に示した図像[1]。
ほとんどの密教経典は曼荼羅を説き、その思想を曼荼羅の構造によって表す[2]ので、その種類は数百にのぼる。
古代インドに起源をもち、中央アジア、日本、中国、朝鮮半島、東南アジア諸国などへ伝わった。
曼荼羅の意味・語源
曼荼羅(まんだら)は、サンスクリット語で「マンダ」が本質。
「ラ」が得るという意味。
合わせると、「本質を得る」。
素敵な意味!
糸かけ曼荼羅にハマる人が増えているのは、曼荼羅の語源にあるのかもしれません。
実際、糸をかけていると
- 無心になれる
- 雑にやっていると間違える
- 慣れたと思ってスイスイやってると間違える
- 間違えると、間違えたところまでほどいて戻る
- 思わぬところで糸が絡んだり
いろんな場面に遭遇します。
糸かけ曼荼羅を作る過程は、まさに「本質を得る」という言葉がしっくりきます。
糸かけ曼荼羅とは?
糸かけ曼荼羅は、文字通り、糸をかけながら曼荼羅の模様を作っていきます。
糸をかけるには、素数を使ってかけています。
素数とは?
素数とは、素数とは1とその数自身以外では割りきれない数のことです。
また、素数は、宇宙の法則とも関係してると言われたりもしており、とっても深い世界なんだそう。
素数をどのように使って糸をかけていくかは、後ほど写真とともに詳しくお伝えしますね^^
糸かけ曼荼羅の魅力
糸かけ曼荼羅の魅力は、糸をかけることによって生み出される立体的な模様。
曼荼羅アートといった言葉が、ピッタリで自然と心惹かれます。
アートなんだけど、お子さんから、ご年輩の方まで、年齢かかわらず、誰でも作ることができるのも、糸かけ曼荼羅の魅力の1つ。
糸かけ曼荼羅の材料
糸かけ曼荼羅を作る材料はとってもシンプル。
材料は
- 木
- 釘
- 糸
があればできます。
1.木
30㎝四方の板で作ります。
キレイに見えるのは20㎝以上あった方がいいそう。
板の色も淡い白より、写真のような黒っぽい板の方が、曼荼羅の糸の色が映えやすいので、おすすめです。
2.釘
糸をかける釘が必要です。
3.糸
糸は全部で9本使います。
全部違う色でする方もいれば、数本は同じ色を使う方、同系色でまとめる方、ビビッドなカラー使いをする方と、様々。
色選びが曼荼羅の雰囲気、完成度を左右します^^
糸かけ曼荼羅の作り方、やり方
では順に、糸かけ曼荼羅のやり方をみていきましょう!!
1.板に釘を打つ
釘は全部で64本。
板に釘を打つのは、専用のキットがあって鉛筆で書いて打つそう。
ただし、素人がするのはあまりおすすめできないです。
釘をキレイに打つのはけっこう難しいらしく、素人が打つといびつな形になってしまい、完成する曼荼羅の絵も、ビミョーな仕上がりになってしまうからです。
ワークショップでも釘を打って、糸かけも行うと、かなり大変!!
というのも釘を打つだけで1時間くらいかかるので、その時点でちょっと疲れてしまいます。
そこから糸をかけていくと所要時間は全部で、5~7時間くらいかかります。
糸かけ曼荼羅のワークショップに参加させる際は、タツイシさんのワークショップのように糸をかけるだけのワークショップに参加されることをおすすめします。
糸をかけるだけと言っても、完成まで4時間〜5時間くらいかかりますから〜。
2.曼荼羅に使う糸の色を決める
タツイシさんのワークショップでは18本の糸から9本を選びました。
ちなみに糸を選ぶのはけっこう時間がかかる方も多いのですが、初めて糸かけ曼荼羅をされる方の9割は、作っていくうちに使いたい色が変わるので、最初はそんなに悩まず直感で選んだ方がいいです。
ぼくも選んだ色は、結局徐々に変わりました。
糸を選ぶコツは、なんとなく作る糸かけ曼荼羅のテーマを決めておくといいですよ。
ちなみにぼくの糸かけ曼荼羅のテーマは、「エネルギーの高さを感じられる」です。
ピンクを基調とした色選びになりました。
と言っても、最終的に2色は違う色になりました。
3.数字を書いたシールを貼る
糸をかけるときに目印となるシールを貼ります。
1周64本の釘なので、
- 70
- 80
- 90
のシールは2周目に貼ります。
4.糸をかけて曼荼羅の模様を作る
いよいよ糸をかけていきます。
9本の糸の素数は
31,29,23,19,17,13,11,9,31
この数字に沿って糸をかけていきます。
【1】全ての糸のスタートは0地点から
9本の糸はすべて0から始まります。
写真1の向かって1つ右。
0地点で糸を3回くらい固結びをします。
【2】1本目の糸を数字を足しながらかける
1本目の糸は31なので、31ごとに糸をかけます。
最初は31番目に糸をかけます。
釘のところでひと回しして、糸をたるまないようにかけるのがポイント。
次に31に31を足すと62なので、62番目にかけます。
次は62に31を足すと93なので、93番目に。
93に31足すと、124と板にない数字なので、「2週目の93=1周目29」に31
を足していきます。
計算がめんどくさい方、暗算が苦手な方は、スマホの電卓を使うと楽チン♪
【3】法則を見つけて糸をかける
糸かけ曼荼羅は何回か糸をかけていくと、やがて糸をかける規則性が見えてきます。
31の場合は、1つ飛ばしですね!!
法則を見つけると、いちいち計算をしなくていいので、楽チンです。
糸をかけるスピードも速くなります。
【4】模様を見つけて糸をかける
法則も見つけると糸をかけるのも速くなります。
さらに糸をかける模様を見つけるとさらに、曼荼羅を作るスピードは速くなります。
このように糸が重なる部分は一緒。
糸をそこにめがけてかけていくんです。
糸かけ曼荼羅ができるまでの様子
せっかくなので、糸かけ曼荼羅ができるまでの様子を糸をかけるごとに、写真におさめました。
会場は、糸島の海辺のタイ料理レストラン・ドゥワンチャン。
波の音を聞きながらの、糸かけ曼荼羅は最高ですね!
3本くらいかけるだけでもだいぶキレイに見えます。
糸かけ曼荼羅・糸1本目【ピンク】素数31
今回のぼくのテーマは「エネルギーの高さを感じられる」なので、中心はピンクや赤にしました。
糸かけ曼荼羅・糸2本目【赤】素数29
29ごとに糸をかけていきます。
糸かけ曼荼羅・糸3本目【紫】素数23
3本目はかなり、迷いましたが、紫に決めました。
糸をかけていくと気づくのですが、模様ができてくると、糸をかけるより、色を選ぶ方が難しいんです。
【ランチタイム】
ランチは、ドゥワンチャンのタイ料理。
タイ人シェフが作る本場のタイ料理はおいしいですよぉ〜。
糸かけ曼荼羅・糸4本目【淡い紫】素数19
同系色でグラーデーションを作っていくイメージ。
糸かけ曼荼羅・糸5本目【淡い水色】素数17
淡い紫となじむけど、同系色のようで、少し色をずらすイメージで、淡い水色を使ってみました。
ここらへんから集中力が切れてきます。
糸をかけ間違えて、何度もやり直したり......
糸かけ曼荼羅・糸6本目【ゴールド】素数13
6本目でアクセントを入れるためゴールドを使用。
ゴールドで神々しい感じを演出できればいいなぁ〜と思って使いました。
糸かけ曼荼羅・糸7本目【濃紺】素数11
7本目もアクセントの役割で濃紺を使いました。
こちらは、全体の色味を落ち着かせるイメージと、両脇の色を際立たせるため。
主役が輝くには、脇役がいるからこそっ♫
他の参加者が続々と完成させて、帰宅するなか、超不器用なぼくは1人居残り......
背中が切ないぜ......
給食食べるの遅くて、最後まで食べていた小学校のころを思い出しました。
糸かけ曼荼羅・糸8本目【白】素数9
8本目は1番外枠の色です。
外枠に濃い色を持ってくると、輪郭が小さく見えてしまうので、明るい色がおすすめです。
ぼくは、光り輝くイメージにしたくて、白色を使いました。
糸かけ曼荼羅・糸9本目【ピンク】完成!!素数31
最後にかける糸は中心を立体的に見せる役割。
1番最初に使ったピンクにしました。
最後に淡いピンクを使うことによって、2番目の赤色をやわらげる効果があります。
糸かけ曼荼羅を作るときの注意点
集中力が切れてくると、糸をかける場所を間違えてしまいます。
糸をかける場所を間違えると、間違えた場所まで糸をほどいて戻らないといけないんです。
最初はいいんですが、最後の方に間違えると、心が折れかけます......
心が折れかけると、タツイシさんがやさしく微笑んでくれます。
ありがと〜タツイシさん。
あと、慣れてきて、糸をかけるのが雑になってくると、間違えたり、変なところで、糸がからんだり......
心の修行ですね。
糸かけ曼荼羅のまとめ
時間はかかったけど、楽しかったし、できたときの達成感がめっちゃあります!!
ぜひぜひ、やって機会があればチャレンジしてくださいね!
糸かけ曼荼羅制作キットはネットで購入可能
今回、曼荼羅ワークショップの講師を務めたのが、福岡県糸島市に住むタツイシさん。
糸かけ曼荼羅ワークショップの所用時間 4〜5時間
10:00 講義
10:30 制作開始
12:30 ランチ
13:00 制作開始
15:30 早い人完成
17:00 遅い人完成
糸かけ曼荼羅は講師の方も多くないですが、糸かけ曼荼羅の制作キットは意外にもネットで安く手に入ります。
この記事の手順でやればできるので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね!
ちゃんと書籍で学びたい方は
他にひょうたんランプワークショップも楽しいですよ〜^^