久しぶりに東京という街に来た。
東京は昔と変わらない。
たくさんの人と、たくさんのネオンで溢れていた。
休日に行き交う東京の人々の顔。
平日の電車で見るようなぐったりしてる人はいない。
休日だけど、どこか顔が締まって見える気がした。
東京と地方は仕事のスピード感が違うなぁと感じることがあった。
そんなスピード感は休日の表情にも現れるのかなぁ。
電車に乗っている中学生くらいの団体。
彼ら、彼女らも糸島で見る同年代の子たちよりどこか大人びた顔をしている。
たくましく生きてるんだろう。
彼らは、競争という世界を生きているのかな。
地方移住の流れも加速しているけど、ぼくは地方移住が唯一の正しい答えだと思わない。
糸島が大好きだけど、糸島が1番優れているとも思わない。
東京には東京の良さがある。
東京にしかないもの、東京でしかできないことがある。
今、地方移住をして活躍している人たちが持っていったものは「東京の感覚」だ。
ぼくはもう東京には住むことはないとだろう。
でもたまには東京の空気に触れることも大事。
糸島にいてゆるまりすぎたネジがきゅっと締まる。
夢を追いかけてがむしゃらだったあの頃。
夜の新宿を歩きながら、そんなことを思い出して胸がキュンとなった。